発達障害は精神科では治せない

いや、のっけから挑戦的なタイトルですが💦

 

私達発達障害者は、

 

発達障害そのものの症状

や、

・二次障害(発達障害が原因で生じた精神障害。具体的には鬱病双極性障害など)

 

により、精神科・心療内科に通っている方も多いですよね?

(ええ、ワタシもです^^;)

 

…が、精神科・心療内科に通っていても、

満足できる医師に出会えている方って、

意外と少ないと…思うんです。

 

というか、

 

精神科・心療内科の医師って

 

意外と発達障害についてわかってない‼️

 

…って人、多くないですか!⁉️

 

私も、ドクターショッピングを数ヶ所して早十数年経ちましたが、

いまだに発達障害をきちんと理解して、治療に取り組める医師に出会ってません💧😅

 

私や、他の発達障害者が医師から言われた事。

 

・ウチは発達障害は診れないから、ヨソ行って

(あんまりじゃないですか⁉️医師だから許されるんだろうけど、他の顧客サービス業でお客さんにコレ言ったら、明らかにクレーム物ですよね💦)

 

発達障害?気のせいじゃない?

(いや、本人が気にしているんだから💧

発達障害が本当に気のせいなのか調べるのが医師の役目じゃないの⁉️)

 

・(ロクに診察もせずに)あなたは発達障害とは違うよ。

(以下同文💧せめてきちんと発達障害についての検査・診察してから言って欲しい)

 

発達障害だから?それでどうだって言うの?

(コレ私言われた事あります。元々二次障害で精神科に通っていた時、自分がもしかしたら発達障害なのではないか?と疑いを持っている事に、弱音をプラスして医師に言った時。

医師はもしかしたら「何でも発達障害に当てはめて、それを免罪符にするんじゃない」と言いたかったのかも知れませんが、…にしても、この挑戦的な問いかけは、精神が弱ってる人にかけるもんじゃないですよね💦

 

発達障害はなあ、親が原因なんだよ

(昔昭和の頃、「母原病」と言う、あらゆる精神疾患は親(特に母親)の育て方が悪かったから起こるものだ…という、オソロシイ理論が流行った時期がありました……。しかも、これを提唱したのは医師❗️

さすがに今となってはこれを言う医師はほとんど居なくなりましたが、それでも今でも一部の医師の中には、コレを平気でぶちまける人が居るらしいです…)

 

 

…などなど、まあ見当違いな事を患者に言う医師の多いこと‼️

 

 

まあ、中にはきちんと発達障害の診断を与えられ、更に医師が協力的・積極的に発達障害の治療にあたってくれている、そんな幸運な方も居らっしゃるかと思います。

もしかしたら首都圏にお住まいの方の中には、幸運にもこういう医師に巡り会えている方も居るかも知れません。

 

…しかし、私たちが住んでいるような地方では、発達障害を専門に診てくれる医師は居ません💦💦

 

…言うなれば、発達障害自体、まだまだその概念が登場してから20年余程しか経っていませんが、

日本の精神科医心療内科医の多くは、まだまだ発達障害についての知識、ましてや適切な治療についての知識を十分に持ち合わせていない…

 

…つまり、頭の中が昭和か平成初期のままアップデート出来ていない(言い過ぎ⁉️)

 

そんな医師が多いような気がするんです💦

 

 

加えて、精神科・心療内科の多くは、

今の日本の医師の診療報酬制度により、

2回目からの診察は5〜10分程度で終わってしまう所ばかり💦

 

(コレは日本の精神科・心療内科の闇で、精神科や心療内科は、医師が触診などといった患者の身体を直接診る機会がほとんど無いので、他の科の医師に比べてどうしても一人の患者に対する診療報酬(点数)が少なくなるため、一日に出来るだけたくさんの患者を捌かないと儲けにならない…らしいです💧)

 

これでは、患者は2回目以降は薬を貰うためだけに通っているようなもの……。

 

話を詳しく聞いてほしい場合は、大抵隣接のカウンセリングにかかることを勧められますが、このカウンセリングも…まだまだ全額自己負担の所が多く(首都圏ではそうでは無いのかも知れませんが)、

 

ハッキリ言ってお金に困っている人が多い発達障害者にとっては、金銭的に負担が多すぎて二の足を踏んでしまう…

 

 

…コレでは、治療どころではありませんよね💧

 

 

結論。

 

 

今の日本では、発達障害を治すには、精神科医心療内科医に頼り切るのはムリ。まあ、せいぜい発達障害に効くと言われる薬をもらう程度。

 

 

発達障害者に対するライフハック本やインターネットサイトは多数出ているので、各自それを見て、自分で改善の努力をする

 

か、

 

就労移行支援などの施設に通って、一般社会人としての振る舞い方の訓練を受ける

 

 

…しか、現状では無い…と言えるのではないかと思います……。

 

しかし、今や「発達障害バブル」で、日本中の精神科・心療内科には、発達障害では無いか?と疑いを持つ患者が、きっと殺到しているんじゃないか、と思います。

 

 

日本の全ての精神科医心療内科医に、

発達障害の診察と治療についての、集中的で具体的な研修を受けさせて欲しい‼️‼️

 

 

…切なる、発達障害者のひとりとしての願いです😅

 

 

注1)記載の便宜上ここでは発達障害の「治療」と書きましたが、実際は発達障害は生まれつきの脳の機能的な障害なので、「治療」自体は出来ません。

あえて言えば「日常生活を健常者に混じって滞りなく行うための改善・訓練」と言うべきでしょうか…

 

注2)発達障害でも「18歳以下の子ども」については、既に学校教育の中でも発達障害児のための療育やそれを行う施設があったり、児童精神科医の中には既に発達障害を専門的に診る事が出来る医師もいるようです。

ここで記載したのは、「大人の発達障害」についてです。

 

注3)母原病についての補足ですが…

精神疾患の原因の中には、確かに幼少期の親からの虐待やネグレクト、過干渉などと言った間違った関わりによって、受けた子どもの前頭葉が萎縮してしまったり、子どもがPTSDになってしまった事によって起こる場合もある…という事が最近分かってきたのですが、その事を考えると大筋ではこの場合は「母原病」とも言えるかも知れません。

しかし発達障害そのものについては、注1にも記載した通り「生まれつきの脳の機能的な障害」なため、これには当たらないかと思います。